社員インタビュー

2024年11月21日

TMX Interview : vol.25

今回は、ソフトウェアエンジニアリング事業部の技術部門の部長・会田さんに

新人の教育に関するインタビューをおこないました!

 

事業部内の技術職向け新人教育メニューを作成した経緯についてお話してもらいました。

 

■社員プロフィール

氏名:会田さん

部署:ソフトウェアエンジニアリング事業部(部長)

入社年:2011年(中途入社)

 

Q.これまでのキャリアパスを教えてください。

A.2002年に新卒で国内家電メーカーの関連会社に入社し、組み込みソフトウェアの開発や品質保証に携わりました。

その後、2011年にテクマトリックスに入社し、ソフトウェアエンジニアリング事業部(以下、SE事業部)に配属されプリセールスエンジニアとしてソフトウェア構成管理ツールを担当。

PoCプロセスの確立や多くのお客様へのプロセス改善提案を行いました。

2017年からは課長として、複数製品の戦略立案やチームビルディングに取り組むとともに、担当製品の業務も並行して行いました。

2021年にはSE事業部で初となるSaaSサービスを開始し、担当部署のマネジメントやクラウドサービスの技術責任者として、重要なお客様への提案などを行いました。

その後、2024年に部長に就任し、これまでの業務に加え、後進の育成に力を入れています。

 

Q.ここからはソフトウェアエンジニアリング事業部の新人教育について質問します。

ずばり、事業部内で教育方針などはありますか?

A.はい、あります。

新人がより成長しやすい(吸収しやすい)体質をつくることを教育方針としています。

加えて、事業部の取り扱い製品に関する基礎知識を習得することで、製品に関わる技術を自ら研鑽できるようにする。

また、多くの先輩社員と関わることで、話しやすい人間関係を形成できるようにする、といった細かなゴールも設けています。

 

Q. 具体的な新人教育のメニューを教えてください。

A.まずは現場配属後の全体のスケジュールと、カリキュラムで新入社員が何をするかについてご説明します。

 

➊ストレングス・ファインダーの実施:

 - 自身の強み(傾向)を把握するために実施します。ソフトウェアエンジニアリング技術(以下、SE技術)では全員の結果を共有しています。

➋自己紹介プレゼン:(SE配属後すぐに準備して開催)

 - 自己紹介とこれまでに学んできたことをSE事業部の技術管理職とトレーナーに発表します。

➌基礎教育(言語系のeラーニング、プレゼン資料作成講座、文章力向上トレーニングなど):(約1か月)

 - 製品インターンシップの前に基礎的な知識、スキルを学びます。

➍読書会:(約1か月)

 - トレーナーが準備した書籍を共に読み合わせし、エンジニアとしての基礎知識や報連相の方法を学びます。

❺同僚インタビュー:(約2か月)

 - SE技術の全社員と1対1で30分の会話を行います。新入社員自らがインタビュー内容を検討し、日程を調整します。

❻ソフトウェア品質シンポジウムの併設チュートリアルへの参加:

 - 外部セミナーへの参加体験や技術的な内容の学習のために参加します。

➐製品チームインターンシップ:(約2か月)

 - SEが取り扱う製品チームに参加し、1~2週間の期間で先輩社員が準備した課題に挑戦します。

 - 2024年度は10製品のインターンに参加してもらいました。

❽成果報告会:

 - カリキュラム全体および製品インターンシップで取り組んだ内容を技術メンバーに発表します。

 

Q. 新入社員に教育係はつきますか?

A.はい、つきます。

事業部によってトレーナーの人数や年齢層は異なりますが、当事業部では中堅社員がトレーナーを担当し、各技術部署からメンバーを集めてチームを編成しています。

2024年は新入社員1名に対し、計4名にトレーナーを担当してもらいました。

トレーナーのうち1~2名が不在でも、必ず誰かが新入社員のフォローを行える体制としています。

 

Q. .配属部署・課はどのように決めているのですか?

A.このカリキュラムを修了した後、技術管理職とトレーナーで配属する製品を検討します。

新入社員の希望を聞くのではなく、受け入れ体制が整い、新入社員が活躍できる機会のある製品チームに配属しています。

また、製品チーム配属後はチーム内でオンボーディング計画を立案し、各活動に先輩社員をアサインして手厚くフォローできる体制を構築しています。

 

Q. かなり手厚いサポートをおこなっていますが、事業部発足当時からこういった教育をおこなっているのですか?

A.この教育メニューは、2016年頃に作成しました。

テクマトリックスに入社した際、私が配属された製品チームには若い社員が複数おり、彼らの育成を担当しました。

その時、育成面で課題があると感じたため、2016年に管理職となる前に

ソフトウェアエンジニアリング事業部の技術新入社員向け教育カリキュラムを作成しました。

 

2016年までは、新入社員が技術部に配属される前に、担当する製品やチームまでを事前に決定していました。

しかし、新入社員の特性などを考慮せず配属していたことでミスマッチが生じ、定着しないケースもありました。

そこで、事業部独自のカリキュラムを修了した後に、新入社員の製品チームを決定する方式に変更しました。

 

このカリキュラムの導入により、技術系新入社員の立ち上がりが良くなったと感じています!

 

 

———会田さん、ありがとうございました!

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